運送業保険(運送業者貨物賠償責任保険)とは、顧客から預かった荷物が破損した際、その弁済にかかった費用を補償する保険。当然ながら、運送業者を対象としています。
運送業者は、顧客から預かった荷物に何らかの損害があった場合、原則として、これを弁償しなければなりません。仮に運送業者に過失がなかったとしても、運送業者は損害分を弁償する必要があります。
ところで、輸送車両や輸送船の事故発生率は非常に低く、また、仮に事故が生じて荷物が破損されたとしても、経営に打撃を与えるような弁償額にはならないかも知れません。
しかしながら、もし車両ごと、コンテナごと全て破損(爆発や火災など)した場合には、内部の荷物がすべて破損する可能性があります。その際の弁償額は、高額となるでしょう。 あるいは、個別の荷物を破損した場合でも、その弁償額は高額となる場合もあります。
運送業を営む経営者は、万が一のリスクを回避するためにも、運送業保険には必ず入っておくべきでしょう。




