法人向けの地震保険とは、地震などの災害によって会社に何かしらの被害があったとき、その建物や備品などの被害を補償してくれる保険のことです。大きな被害があると、それだけ経営に損害を与えてしまいます。しかし、保険に入っておけば保険金でさまざまな負担を賄うことができるので、とても便利といえるでしょう。
地震保険は、地震や噴火などの自然災害による被害に対応しています。たとえば、地震から引き起こされる津波や火災、建物の倒壊なども対象です。「火災は火災保険があるからいいのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、地震による火災は火災保険に該当しないので、地震保険に入る必要があります。
それでは、建物や備品の被害はどこまで入るのでしょうか。以下が主な補償内容です。
- ・法人が所有している建物(例:ビルやオフィスなど)
- ・建物の中にある設備や備品(例:コピー機やデスク、椅子など)
基本的に、法人が所有している建物や備品はほとんど補償してもらえます。ただし、建物を法人が所有していたとしても、一部を個人が所有している場合は、法人向けの地震保険に入ることができず、補償してもらえません。また、建設中の建物も、補償の対象外です。
そのほかは補償してもらえることが多いので、何かあったときにはとても役に立つ保険といえます。損害保険会社によって補償してもらえる内容が少しずつ違うため、加入する場合はあらかじめきちんと確認しましょう。