施設・飲食物・預り品など宿泊施設の管理責任とは
不特定多数のお客様が来訪するホテルや旅館といった宿泊サービスでは、お客様に迷惑をかけないように注意をしていても、時にはトラブルを起こすこともあるでしょう。
旅館の施設に欠陥があり、お客様がケガをした場合や、火の不始末で火事になり、運悪くお客様が亡くなってしまった場合など、その旅館では施設管理や旅館業の運営における管理責任を問われ、身体賠償・対物賠償事故による損害賠償請求を受けることになります。
食中毒事故などもホテルや旅館では注意したいところ。食材に問題があった場合、仕入元の責任を問うことはできますが、これも施設内で調理すれば加工することでの製造物責任が発生します。
ほかにも、フロントで預かる荷物の管理責任や客室での盗難など、宿泊施設側の経営リスクとなる要因は多々あります。