機械保険とは、工場や事務所などにある稼働可能な機械を対象にした保険。何らかの理由によって保険の対象となる機械が稼働できなくなった場合、これを補償する保険です。
保険会社から支払われる保険金には、主に以下のようなものがあります。
損害保険金
機械を稼働可能な状態に戻すために要した費用について、これを補償します。機械の修理費用が、損害保険金にあたります。
臨時費用保険金
機械の故障等に対応した際の宿泊費や交通費について、これを補償します。上限額が決まっていることが一般的です。
残存物取片づけ費用保険金
機械が故障等によって使用できなくなってしまった場合、その機会の片付けや取り壊し等に要した費用について、これを補償します。上限額が決まっていることが一般的です。
損害防止費用保険金
機械の損害の発生防止、または損害の拡大防止のために要した費用について、これを補償します。ただし、上記「損害保険金」が支払われる事例においてのみの補償となります。
なお、契約のタイプについては、機械ごとに個別で契約をする「個別機械契約」と、事業所内の機械設備を一括で契約する「機械包括契約」の2種類があります。保険会社によっては、「個別機械契約」しか用意していない例もあります。