三井住友海上「ビジネスプロテクター」
■イベント施設の損壊から食中毒発生まで幅広くカバー
ビジネスプロテクターは年間売上50億円以下で、製造業・販売業・飲食業・サービス業を営む企業を対象とする賠償責任保険です。業務中に生じた様々なリスクを補償してくれる保険となり、2種類の基本補償(ベーシックプラン、プレミアムプラン)に加え、任意に選べるオプション補償が用意されています。
ベーシックプランでは、施設の構造上の欠陥や安全管理不備によって生じた事故、リース機材の損壊、従業員の不注意で来場客がケガを負った場合などを総合的に補償してもらうことが可能です。
また、プレミアムプランでは「借用イベント施設補償」が追加されます。イベント会場施設に損害を与えてしまった場合にも、支払限度額1,000万円の範囲内でオーナーに対する損害賠償責任が補償されます。加えて、オプションの「食中毒・特定感染症利益補償」も、イベント賠償責任保険として非常に有用となるポイントです。
東京海上日動火災保険「超ビジネス保険」
■企業やイベントのニーズに応じて組合せ可能
超ビジネス保険は、様々な事業リスクが、1つの保険で包括的に補償される保険です。補償内容は企業のニーズに応じて選択・組合せが可能で、オーダーメイドタイプの保険といえます。
超ビジネス保険で選べる基本補償では、イベント会場の安全管理や業務内容に不備があって来場者がケガをした場合の補償や、スタッフの不注意でリース機材を壊してしまった場合の補償、事故によって従業員が負傷した労災事故に対する補償といった、イベント賠償責任として重要な補償をまとめて選択することができます。
また、オプションを追加すれば、リース機材に関する補償範囲が紛失や盗難にまで拡大されるうえ、イベントの内容・広告などで他者の著作権や名誉を侵害してしまった場合に対する補償や、事故解決にかかった訴訟費用、企業の信頼を回復するためにかかった費用などまでが補償される点も、イベント賠償責任として魅力的です。
損保ジャパン日本興亜「ビジネスマスター・プラス」
■自然災害や人為的ミスのサポートが充実
ビジネスマスター・プラスは、1つの契約で包括的に補償することができるオーダーメイド型の賠償責任保険です。事業を取り巻く多種多様なリスクが、大きく物損害・賠償責任・業務上の災害・休業損失の4つに分類されており、基本補償(プラン)の選択に加え、各リスクに対する4種類の補償ユニットを自由に組み合わせることができます。
イベント賠償責任としては、飲食業や小売業、サービス業を対象とした「ビジネスプラン」が適しており、さらに「ワイドプラン」と「エコノミープラン」の2種類から選択可能です。特にワイドプランでは、火災や風災といった災害に加え、人為的ミスによる事故なども幅広く補償され、各ユニットを組み合わせることで、イベント会場の汚損やリース機材の損壊・盗難、来場客のケガや食中毒、従業員の労災事故といった、イベント賠償責任として有効な内容をまとめて設計できます。
AIG損保「スマートプロテクト」
■イベントの内容に応じて柔軟にオプションを付加
スマートプロテクトは、企業が業務災害や賠償責任、財産などにおけるリスクについて、必要な補償を自由に組み合わせられる柔軟な保険商材です。基本補償に加えて、業務災害・雇用リスク・賠償責任・財産の4つの分野のリスクに関する補償範囲を、オプションによってさらに拡大させることができます。
イベント賠償責任として充実した補償を受けるには、イベントの内容に応じてオプション補償を付加させることが適しており、例えば「無償預かり品・建設受託物補償特約」によって、イベントの安全な遂行のために来場客から荷物を預かった際の汚損・紛失・盗難リスクや、イベント会場として借用している施設への損壊リスクなどが補償されます。
また、「食中毒・特定感染症利益補償特約」を付ければ、提供した料理で食中毒などが発生して被災者が休業せざる得なくなった際の損害まで補償されるため安心です。
日新火災海上保険「ビジサポ」
■あらゆる業種のイベントリスクを包括的に補償
ビジサポは、様々な賠償リスクがまとめて補償されるタイプの賠償責任保険です。また、業種別の専用プランが用意されており、イベント専門業だけでなく、飲食業や販売業といった、独自にイベントを開催する可能性のある業種でも、イベントリスクを包括的に補償することができます。「施設や仕事中の行為」「つくったもの」「仕事で預かったもの」「仕事で預かる自動車」の4つの分野に関する賠償リスクを補償する基本特約に加えて、さらに業種ごとに特化した追加特約を選択可能です。
イベント賠償責任保険としては、基本特約によって会場内で発生した事故や食中毒の治療費などが補償されます。さらにオプション補償を追加すれば、例えば管理財物拡張補償特約によって、リースした機材や車両に関する事故が補償され、食中毒・特定感染症利益補償特約によって、食中毒の治療期間中の喪失利益なども補償されます。
明治安田損保「施設所有(管理)者賠償責任保険」
■イベントを滞りなく終わらせるための備え
明治安田損保の施設所有(管理)者賠償責任保険では、工場や事務所、店舗など業務に関わる施設の、構造上の欠陥や安全管理の不備によって発生した事故が補償されます。またそれに加えて、イベント会場内だけでなく、外で行われる業務中に生じた事故による、法律上の損害賠償責任も補償されます。
大勢の人が一度に集まるイベントでは、イベント開催中だけでなく、イベント準備中の安全管理が重要になり、特に不特定多数の来場客の安全面について補償してくれる保険は、イベント賠償責任保険として重要です。
施設所有(管理)者賠償責任保険では、例えばイベント準備中に機材が倒れたことでスタッフがケガをしたり、イベント開催中に会場施設の階段で来場客が転倒して事故が起きてしまったりした際にも、必要な賠償責任が補償されるため、イベントを滞りなく終わらせるための備えとして、有用な保険といえるでしょう。
共栄火災「商売の達人(K-Biz)」
■イベント規模に応じて支払限度額を選択
商売の達人(K-Biz)は、事業活動に関わる賠償責任リスクを総合的に補償してくれる保険商材で、施設・業務遂行に起因する賠償責任、生産物に起因する賠償責任、預り物に起因する賠償責任、またそれらの事故に伴う諸費用が包括的に補償されます。また、これに加えて、訴訟費用や企業イメージの回復にかかる費用、事故再発防止費用などが、特約によって補償されます。
商売の達人(K-Biz)では基本補償として、基本的な損害賠償費用を補償するベーシックプランと、事故対応費用や訴訟対応費用まで広く補償するワイドプランが用意されており、さらにそこへ食中毒・特定感染症による損益を補償する特約や、イベント会場として借用している施設に対する補償特約などが、オプションとして追加可能です。
尚、保険金の支払限度額としては、「1億円」「3億円」「5億円」の中から、イベント規模に応じて選択します。
あいおいニッセイ同和損保「タフビズ 事業活動総合保険」
■業務継続が困難になった場合の休業損害も補償
タフビズ事業活動総合保険は、建物などやその中にある設備などについての損害リスクを補償するだけでなく、その損害によって業務継続が困難になった場合の休業損害といったリスクも総合的に補償する保険商材です。基本補償として「財物(基本補償の1)」・「休業損害(基本補償の2)」・「賠償・費用(基本補償の3)」の3つの分野が対象とされており、基本補償の1と2については、さらに「ワイドプラン」・「ベーシックプラン」・「エコノミープラン」の3プランから選択できます。
また、さらに様々なオプション補償が追加でき、イベント賠償責任としては、受託物賠償責任補償特約で他者から預かったものの損壊や紛失について補償したり、借家人賠償責任・修理費用補償特約によって、イベント会場として借用している建物に損害を与えた場合の賠償責任が補償されます。
大同火災海上保険「DAY-PRO!事業財産保険」
■「財物」に対するリスクを総合的に補償する保険
DAY-PRO!事業財産保険は、企業活動に関連する物件や、什器・備品、商品・製品、その他の家財や動産など、「財物」に対するリスクが総合的に補償される賠償責任保険です。5つの基本補償プランが用意されており、イベント賠償責任として考えるのであれば、基本補償を全て含むワイドプランか、少なくともスタンダードプランを選択することになります。また、オプション特約をセットすることになるでしょう。
オプション特約には様々なものがあり、商品等盗難危険補償特約によって商品や製品の盗難リスクに備えたり、借家賠償責任補償特約によってイベント会場として借用している施設の賠償リスクに備えたり、さらには食中毒・特定感染症利益補償特約によって食中毒が発生した際の、被災者の損益などに備えることで、イベント賠償責任保険としての充実度を上げられます。