高知国道56号落石事故
貨物自動車が国道56号(高知県)を走行中、国道右側上方の斜面が崩壊して落石が発生。助手席に同乗していた被害者に石が直撃し、被害者が死亡した事案です。裁判所は、斜面の管理主体である国・高知県に対し、瑕疵を認めて損害賠償を命じました。
作業中の落石事故
平成30年12月、滋賀県内にある法面掘削工事現場にて、作業中の職長の頭部に落石が衝突。その衝撃で職長は30mの高さから転落し、胸を強打して死亡しました。 この事案において彦根労働基準監督署は、同社および死亡した職長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反で大津地検に書類送検しています。
彦根労働基準監督署は送検理由について、同社が職長に命綱を付けさせていなかった疑いを指摘。死亡した職長についても、現場責任者でありながら安全対策を怠ったと判断しました。 この事例において、その後の検察の動きや裁判等に関する情報は見つかりません。ただし、労働基準監督署が動いた事例として、落石リスクのある事業者は肝に銘じておくべき事例と認識すべきでしょう。