土木工事保険とは、土木工事の開始から終了までの間に「不測かつ突発的な事故」が生じた際、その損害について補償する保険です。
土木工事保険の対象は、あくまでも「土木工事」および「土木工事を主体とした付随的な工事」における損害のみ。具体的には、道路工事やトンネル工事、上下水道工事などです。
よって、たとえば「建物の建築工事」や、「建物の建築工事に付随する土木工事」などは、土木工事保険の対象とはなりません。
土木工事保険は、土木工事を請け負っている業者にとっては、すでに一般的な保険です。
ただし、その補償内容を正確に理解しておかないと、万が一の事故による損害が生じた際、保険金が降りない可能性もあります。たとえば、土木工事に関わる事故で従業員がケガをした場合、その治療費や入院費が土木工事保険で補償されるわけではないので注意してください。